治療院・美容サロンのホームページでも様々なSEO対策が考えられる中で、
あれこれと試行錯誤している方も多いのではないでしょうか。
しかし、なかなか上手くいかず、
・いろいろSEO対策をしたけど上位表示されない、、、
・SEO業者に頼んだけど、いまいち、、、
・SEO対策とは聞くけど何をしたらいいか分からない、、、
・相変わらずホームページからの集客はゼロか月に数人、、、
このように感じている方も多いかと思います。
いろんな対策をしてもGoogleが求めていることを理解できていないと全て逆効果です。
どんどん検索順位は下がっていき、手に負えなくなる場合もあります。
そんな事態になる前に、Googleの求めていることを理解してSEO対策をしましょう。
今回はGoogleが最重要と公表している「E-A-T」とその背景についてお話したいと思います。
これを理解すればSEO対策も上がり、治療院・美容サロンの集客アップにつながることでしょう!
2018年に治療院業界に大打撃を与えたGoogleのコア アップデート。
Googleでは年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えており、このような変更を「コア アップデート」と呼んでいます。コア アップデートは、関連性が高く権威あるコンテンツを検索ユーザーに提供するというGoogleの使命を果たすために行われます。
コア アップデートは広範囲に変化や影響が現れるため、一部のサイトでは、
コア アップデート後に掲載順位が下がったり、逆に上がったりすることがあります。
簡単に言えば、整理整頓のようなイメージです。
検索順位の変動は集客や店舗の経営に大きく関わりますので、当時弊社でも多くの相談が寄せられました。
下記のデータはある治療院の2020年12月4日に行われたGoogleのコア アップデートによる影響です。
一気に圏外へ飛ばされています。
では一体なぜそのような大規模なアップデートが治療院業界に影響を及ぼしたのか?
それはGoogleの検索品質評価ガイドラインにある「YMYL(Your Money Your Life)」というユーザーの財産や人生(健康や安全)に大きく影響するジャンルが対象となったためです。
お金や健康などに関する情報は、人々の生活や人生に大きく影響するため、Googleはコンテンツの評価基準を厳しくし、品質を高めようとしています。
治療院業界はこのYMYLに健康というジャンルで当てはまるため、コアアップデートの対象となったと考えられます。
例えば「腰痛」の痛みに悩んでいるユーザーが、検索上で「腰痛 整体」と調べた時に上位に信憑性の欠ける情報が掲載されているサイトや、詐欺のような違法サイトがあっては、そのユーザーの人生に悪影響を及ぼしかねます。
そのようなことが起こらないように、GoogleはYMYLのジャンルでは通常よりも厳しい基準で評価を行っているのです。
Googleにはアルゴリズムが適切な検索結果を提供しているかを検証し、知見を提供する品質評価者という役割が存在しています。
この品質評価者の役割は、検索順位を直接操作することはなく、Googleのロボットがきちんと機能をしているかを確認する役割を持っています。
その品質評価者がどのようにコンテンツの品質を評価しているかを理解することで、
自分のホームページのコンテンツの改善をし、Googleの検索順位も改善される可能性があります。
その中でGoogleが重視している
「E-A-T」について解説していきたいと思います。
品質評価者は、Google が E-A-T と呼ぶ基準に基づいてコンテンツが優れているかを判断しています。
この基準は
Expertise・・・専門知識
Authoritativeness・・・権威性
Trsutworthiness・・・信頼性
を意味しています。
そのホームページのコンテンツが、何かの専門性に特化したものであるかという観点です。
ユーザーが求める情報以上に様々なコンテンツを提供しているホームページより、
ユーザーが求めているひとつのコンテンツに特化したホームページのほうが高く評価をされる傾向があります。
例えば素人の主婦がブログで体の痛みに関する記事を書くよりも、
国家資格を持った柔道整復師が書く記事の方が専門的であると見なされます。
また、腰痛の記事に関して書いているのに、頭痛や肩こりなどキーワードから外れる事に関して書くのは専門性が低いサイトになってしまいます。
もちろんただ書けばいいのではなく、その痛みの症状に関して、なぜ痛みが出ているのか?どのように改善していくのか?などを詳しく書き、
質のいい記事を専門的に書くことでGoogleの評価を得られると考えられます。
「権威性」とは簡単に言うと「知名度やブランド」というイメージです。
スマホと聞けばiPhone、サッカー選手と言えばリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドなど、
特定の分野において一定の地位を獲得することが求められます。
とは言っても「整骨院と言えば○○」と誰もが認める治療院になるのはなかなか難しいかと思われます。
長期的な視野も必要ですが、例えば地元の方から認知され、
氏名検索(お店の名前で検索)が増えてホームページのアクセス数が多くなれば、ある程度の権威性を得たと言えるでしょう。
ホームページのコンテンツが信頼性のあるものかという観点です。
例えば、ホームページにプロフィールも名前も写真も載っていない整骨院のスタッフに施術されるより、
プロフィールが載っていてどんな人が施術をしているかが分かるホームページの方が信頼できますよね?
信頼性はユーザーの不安を取り除くことにおいて重要な観点と言えます。
その他にも悪質なサイトではないか、ホームページはが保護されているか等も大切です。
このE-A-Tに関してはGoogleの品質評価ガイドラインで重要視されていますので、
その内容に沿ったコンテンツを提供することで検索順位も自ずと上がってくると考えられます。
またYMYLのジャンルは評価が厳しく、今後もコアアップデートがある度に検索順位の変動があると予想されます。
それでもGoogleの考えは変わらず、「ユーザーが求めることを得られるコンテンツを提供すること」「正しい情報を提供すること」ということがGoogleが今最も求めていることですので、治療院業界も対策をしていかなければなりません。
治療技術を磨くだけではなく、まず店舗に来てもらうためにもネット集客に力を入れ、
繫盛経営を目指していきましょう。