お店の価値をお客様に認めてもらい、継続的な利益を得るためのブランド戦略である「ブランディング」と「マーケティング」は混同されることもありますが根本的に全く違います。
この「マーケティング」と「ブランディング」は店舗集客において双方の理解が必要となります。
その意味を正しく理解して「ブランディング」がどうして必要なのかをこの記事で解説していきます。
治療院業界の店舗数は全国でコンビニより多い(約2倍以上)ってのはご存じかと思います。
日常の生活で「整骨院」・「接骨院」・「整体」などたくさん見られる現代、競争が激しい中で技術力だけで集客するのは非常に難しく、どのようにしてライバルより一歩抜き出る存在になれるかが大切になります。
「あん摩、マッサージ及び指圧を行う施術所」 20,532か所
「はり及びきゅうを行う施術所」 14,993か所
「あん摩、マッサージ及び指圧、はり並びにきゅうを行う施術所」は33,601か所
「柔道整復の施術所」 27,771か所
となっています。
インターネットや携帯電話が普及によって情報量は爆発的に増加しました。
現代はたくさんの情報がネット上に溢れています。しかし、その情報量をすべて覚えたり、分析や比較するのは非常に困難で、いざ決断する際になると迷って動けなくなります。
どうすればネット集客において他院・サロンとの差別化が図れるのか、どうすれば競合店舗に打ち勝ちお客様に振り向いてもらえるのか…を考える必要があります。
戦略的に店舗のイメージを作り上げていくことで集客を効果的に前進させていくことができるブランディングは、非常に重要な役割があります。
店舗と顧客、それぞれの立場から見ると、次のようなメリットがあります。
自店の強みをアピールできる
イメージが定着することでお客様が持つ情報が
整理され、迷わず決めることができる
信頼度の向上が安心感につながります。
親しみや信頼が増大されることで
繰り返し来店してくれる
自店についての認知が広がり、
さまざまなメリットを生み出します。
「お客様にとっての価値」があがり、
価格競争に参加する必要がなくなります
ブランディングにはいくつか注意する点があります。
この他にも様々な注意点がありますが、一番注意していただきたいのは
どれだけブランディングでイメージをよく見せていても実際の施術内容やサービスが悪いと不快な思いや不信感を抱いてしまったりする(顧客満足度が下がる)ということが起こってしまいます。
「技術力の向上」や「コミュニケーション」などお客様にどうやったらさらに良い印象をもってもらえるか大切にしましょう。
ブランディングとは、突き詰めれば他店と区別するための重要な要素です。店舗ごとに「らしさ」「特徴」が違うように、ふさわしいブランディングはそれぞれ異なりますし、それによって取るべき戦略は違ってきます。
競合との差別化を明確にするためには、自社が他社に比べ得意とするところやターゲットとするお客様の分析が必要不可欠です。
集客を効果的に前進させていくことができるブランディングは、非常に重要ですので今までなにもしていなかったという方はすぐにでもはじめてはどうでしょうか?