治療院・美容サロンで技術を磨き、夢だった独立。多くの方の体を良くしたい。という思いで、いざオープン。
最初は良かったけど、お客さんの数が伸びない、または全く来なくなった。
「このままじゃお店が潰れてしまう…。」
というような不安やお悩みはありませんか?
昨今、治療院の数はコンビニより多いと言われ、競争率が多くなっています。
そんな中で生き残る為には集客をし続けなければなりません。
では、集客する為には何が必要なのか?
ホームページ、チラシ、ポータルサイト、地域紙など、様々な媒体で集客に繋げる事はできますが、
まず見てもらわなければ話になりません。
そもそも「お客さんは見てるだろう」という考えを捨ててください。
あなたが想像している以上に、お客さんは見ていません。
まず見られるためにお客さんの目を引く、心を掴む。
それがキャッチコピーです。
「キャッチコピー」とは何か知っていますか?
キャッチコピーは和製英語で「人の注意を引く宣伝文句」と解釈されています。
有名なキャッチコピーには、
この「そうだ 京都、行こう」のCMや広告を見ただけで、京都に行きたくなりますよね?
日本人なら誰しもが行きたい京都。その潜在意識を引き出す強烈なキャッチコピーだと思います。
このキャッチコピーも集客のために考えられたキャッチコピーで、
このキャンペーンで取り上げられた寺社に観光客が多くつめかけるなど、かなりの影響力があるそうです。
1993年から現在まで使われ続けている集客ができるキャッチコピーです。
このキャッチコピーから考えられる最大の特徴はなんでしょうか?
それは
「お客様の言葉を使い、前提を考えている」
というポイントでしょう。
このキャッチコピーを見る人はおそらく「旅行に行きたい」という前提があり、
どこかいい場所がないか探しているはずです。
要は「共感」を得ているのです。
ただし、このキャッチコピーをコピーして「そうだ 整骨院、行こう。」と謳っても、集客は難しいでしょう。
普段からおしゃれなカフェを探しているような感覚で整骨院を探しているような人はそういません。
治療院・美容サロンの前提を考えた時に、何が前提であるかを考えなければなりません。
治療院・美容サロンでよくこんなキャッチコピーを見かけます。
「施術実績○万人!有名整体師による施術!私にお任せください!」
インパクトや勢いはありますが、整骨院や整体を探しているお客さんの前提にこの言葉があるでしょうか?
お客さんは施術実績が1万人以上ある整骨院や、有名な整体師を探しているのではなく、
整骨院や整体を探しているお客さんは「自分の体の痛みを良くしたい」という前提が必ずあります。
そこを間違ってしまい、熱い想いだけをずらずらと書いてあるようなホームページを見かけますが、
正直言って、「ここ違う」って思ったお客さんは、2~3秒でホームページから離脱しています。
腰痛なら腰痛、肩こりなら肩こりと、それぞれの症状で悩んでいる方が思ってそうなことを、
キャッチコピーとして打ち出すことで、まずはじめの第一歩を踏めると言えるでしょう。
自分目線ではなく、お客さん目線に立つ。
ということが大切です。
では治療院の場合での具体例を見ていきましょう。
ここでのお客さんのターゲットは「腰痛に悩んでいる方」です。
下のAとBでは、どちらが集客できるでしょうか?
(※ここではデザインは問いません)
答えは「B」ですね。
Aは先ほど書いたようにお客さんの前提を考えず、腰痛のお客さんに共感を得るキャッチコピーがひとつもありません。
ましてや「施術実績1万人の有名整体師」「口コミ多数」などは、信憑性がなくGoogleの評価が下がってしまいます。
Bは「どこへ行っても治らなかった」「一生この痛みと付き合っていけない」と腰痛に悩む人の心の声を代弁し、
「ずっと悩んできたその腰痛」というコピーでターゲットを完全に絞っています。
この場合、Bの方が集客できるキャッチコピーと言えるでしょう。
キャッチコピーの重要性とは「お客さんに見てもらう」きっかけ作りをすることです。
自分に合ってないなと思った瞬間、お客さんはホームページを離れ、見向きもしないでしょう。
そうならないよう、ターゲットを良く考えて「お客様目線で前提を考える」「共感を得る」という事を意識しましょう。
そうすればきっとホームページからの成約が増え、安定した治療院・美容サロン経営に繋がると思います。